20歳のときに知っておきたかったこと その2

本書は、社会に出てから絶対に修得しておくべき考え方を紹介する本です。「昨日と違う一歩を踏み出したときにこそ、すばらしいことは起きる」というメッセージは力強く、勇気づけられます。

著者は、スタンフォード大学アントレプレナーシップの講座を担当する人です。著者の講座は、起業先進国アメリカの中でも、トップレベルの評価を得ています。

そんな起業の専門家が、リスクを取って人生を変えることの大切さを語ります。起業家精神イノベーションのエキスパートが、生き方やキャリアを語る点が、アメリカらしくてユニークです。


大学の講義をベースにして書かれていますから、文体も構成も明快で、読みやすく仕上がっています。すでに社会に出て働くビジネスパーソンなら、すんなり腑に落ちるはずです。

特に、私たちの知らない起業家の体験談や実例が、たくさん詰まっているところが魅力です。具体例から入るので、外国の話でもイメージしやすく、全く退屈することなく読み進めることができます。

タイトルにある通り、二十歳前後の若いうちに出会えれば、ベストの本だと思います。もちろん「自力で人生を切り開きたい」という気概の持ち主なら、年齢を問わず楽しめます


起業を志す人、起業したばかりの人にとっては必読です。起業教育の第一人者の言葉だけに、著者の言葉には、何度も勇気づけられるはずです。

起業などはまったく考えず、会社で頑張りたいという人も、今日のような変化の速い時代には起業家精神が不可欠です。それを考えると、すべてのビジネスパーソンが読んでおくべき本と言えます。

(選書コメント F氏)


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