ボーイ隊の活動報告

サマーキャンプ3日目のハイキングの後からの様子です。

1、2日目はシャワーだったけれど、3日目は風呂に行って、心も体もリフレッシュしたスカウト達。

でも、これから夕食の支度です。また、いい汗かいちゃいましょう。



2日目の夕食からは、原始の火おこしも順調になったとのことで、3日目の夕食準備も美しい色の火が、かまどを飾っています。
役割分担がしっかりされていて、それぞれが自分の仕事に一生懸命です。まきをわる人、火を守る人、料理をする人、洗いものをする人など。
先輩スカウトの中には、まきを割る後輩のまわりにできた木くずを、さりげなく掃き集めてきれいにしている姿もあり、感心しました。



活動が軌道にのり、安定して余裕が出た時間に、後輩スカウトに火おこしの指導をする先輩スカウト達の姿をみかけました。舞ぎり式火おこし器を持つ手の位置を実際に見せたり、「軸をあまり動かさないように」とアドバイスしたりしていました。先輩のアドバイスと後輩の頑張りがうまく実を結んで、とうとう火種ができました!
でも、まだ油断はできません。ここから火種を燃え上がらせられるかどうかが勝負です。
麻ひもを細かく裂いたものに火種をくるんで手首を振ります。手首を左右に振っていた後輩スカウトに、手首を回すようにアドバイスした先輩スカウト。見事に成功!
「この、燃え上がるまでの時間がなんともいえないんだよね〜。ドキドキ感がたまらない!」と先輩スカウトが言っていました。


その間にも、夕食準備はすすんでいきます。今日の夕食メニューは『サラダうどんと塩もみきゅうり』です。


イーグル班は、せん切りにした人参をゆでるのではなく、熱湯にくぐらせていました。かたすぎず、やわらかすぎず、適度なシャキシャキ感を楽しむようでした。
タイガー班は、生野菜が苦手な班員の為に、野菜をすべてゆでていました。
サラダうどんがおいしかったのはもちろんのことですが、塩もみきゅうりは、思っていた以上においしかったらしく『予想以上に塩もみがうまいという新事実!!』というキャッチコピーのようなほめ言葉まで出るほど、喜んで食べていました。


おいしい夕食のあとは、楽しいキャンプファイヤーです。
でも、準備している間に、なんと雨がポツポツ…。
判断に迷いましたが、小雨なので、決行!
イーグル班の出し物は、みんなで考えたコント。タイガー班の出し物は、英語の歌でした。時間があまりない中、練習してまとめていました。

リーダーさん達の出し物は、どんどん踊る仲間を増やしていき、最後には全員で踊るというもので、大いに盛り上がりました。

一番最後は、『猛獣狩り』をみんなで楽しみました。指示された人数になれなかった人は、罰ゲームで尻文字を書きました。大人の大きい尻文字、スカウトのキュートな尻文字など、いろいろあってユニークでした。

4日目は、キャンプ最終日です。
朝の点検、朝礼、閉村式などは制服に着替え、その間は私服なので、着替える回数も多いので大変です。
制服に着替えた時に、先輩スカウトが後輩スカウトのスカーフやえりを直して、みだしなみのチェックしている姿はほほえましく思いました。


閉村式では、優秀スカウトが発表されました。1日目はMYくん、2日目はYMさん、3日目はIYくん、4日目はTMさん、4日間全般を通しての優秀スカウトはHAくんでした。
おめでとうございます!


最後のソングは、いつもの野営場で聞くよりも声がとても大きくて、頼もしく感じました。
やはり、3泊4日のキャンプがスカウト達をたくましくさせたのかもしれません。


さぁ、群馬県から千葉県に向けて出発です。
現スカウトは、車かマイクロバスかでのキャンプしか経験したことがないので、電車で移動するキャンプは初体験なのです。行きも協力しながらキャンプ場に着いたけれど、帰りも無事に着けるかな?

キャンプ場から三枚橋駅まで徒歩で45分。三枚橋駅から太田駅まで4分乗車。乗り換えて、太田駅から久喜駅まで1時間1分乗車。乗り換えて、久喜駅から春日部駅まで12分乗車。乗り換えて、春日部駅から川間駅まで10分乗車です。乗り換えが多いです。
帰りは疲れてみんな眠ってしまうかと思われましたが、半分くらいは起きていました。
乗り換え駅に到着するたびに眠っているスカウトを他のスカウトが起こしながら乗り継ぎました。
春日部駅に着いた時、眠っていたスカウトが電車の床に制帽を落としたことに気がつかずに電車を降りてしまいましたが、別のスカウトが気がついて制帽をとりに戻り、電車のドアが閉まる前になんとか間に合いました。
制帽を落としたスカウトは、拾ってくれたスカウトに「なんて優しいんだ。ありがとう〜」と何度もお礼を言っていました。

そんなこんなで、なんとか無事に川間駅に到着。


ここで会計係が最後の仕事です。
キャンプ場のある群馬県三枚橋駅は無人駅なので、帰りは切符が買えません。三枚橋駅から乗ったという証明の券を発券機で出しました。
それを、川間の駅で精算するのです。各班の会計係が窓口で大人料金何人、子供料金何人と告げてきちんと精算をしました。小学生スカウトは、まだ子供料金なので。

そして、電車の旅の終わりの改札を、無事に通りぬけました。


誰もけがをすることなく、また、誰も駅で迷子になることもなく、無事に帰ってくることができて本当によかったです。班長さん達、お疲れ様でした。


最後に、群馬県の金山の森キャンプ場の皆様、お世話になりました。
そして、3泊4日のキャンプを指導していただいたリーダーの皆様方、本当にありがとうございました。


それにしても、キャンプ場の坂の角度は本当にきつかったなぁ〜。


by 父母のM